防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

体質的に疲れやすく、色白でもち肌、体がむくみやすく汗をかきやすい人に使います。一般的に水太りで肥満の方の関節痛、多汗症の漢方薬です。筋肉に締まりがなくブヨブヨした体型で、体の水の代謝がうまくいかず余分な水を体内にためこんでしまい、余分な水はやがて関節痛の原因になります。防已が体や関節の水を排泄し利尿作用を高めて痛みを取り去り、黄耆が汗が多すぎてバランスが悪くなった水分環境を良くします。水分の代謝が悪いのは胃腸が原因の場合が多いです。胃腸の機能が弱っていると水分代謝がうまくいかず、結果的に水太りになります。体の表面(表)に水が溜まっている時は関節痛や神経痛がおこり、体の内面(裏)に水が溜まっている時は腎臓に異常が出やすいです。防已黄耆湯に含まれる朮には蒼朮と白朮があり、表の水は蒼朮を、裏の水は白朮という使い分けが必要です。

構成生薬

防已、黄耆、朮、甘草、生姜、大棗

適応

  • 関節痛
  • 坐骨神経痛
  • リウマチ
  • 浮腫
  • 腎炎
  • ネフローゼ
  • 妊娠腎
  • 皮膚病
  • 多汗症
  • 肥満