苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

苓桂朮甘湯はその名の通り茯苓、桂枝、白朮、甘草の4味で構成される漢方薬です。漢方では体内に余分な水が溜まって排出されない状態を「水毒」と言います。たかが体に水が溜まっているだけの状態ですが、これによってめまい、立ちくらみ、耳鳴り、動悸、精神状態の異常などといった症状を引き起こすのです。桂枝甘草で気の上衝(のぼせ)を発散させて、白朮茯苓で水毒を取り除きます。似たような漢方薬に苓姜朮甘湯、苓桂甘棗湯、苓桂味甘湯があります。四物湯と合わせると連珠飲になります。この証の人は人参の入った漢方薬を飲むとのぼせるので要注意。

構成生薬

茯苓、白朮、桂枝、甘草

適応

  • のぼせ
  • 立ちくらみ
  • めまい
  • メニエール病
  • 耳鳴り
  • 結膜炎
  • 自律神経失調症
  • 動悸
  • 心臓病